山田洋次 監督 ・ プロフィール
 
 昭和6年 (1931) 9月13日、大阪府豊中市生まれ。父が満鉄に勤めていため満州に渡り、少年期を過ごした。

 昭和29年 (1954) 東京大学法学部卒後、助監督として松竹に入社。脚本の執筆に携わっていたが、昭和36年 (1961) 『二階の他人』 で監督デビューを果たす。昭和38年 (1963) に 『下町の太陽』 (第2回監督作品)、その後 『馬鹿まるだし』 などを監督。

 昭和44年 (1969)、映画 『男はつらいよ』 シリーズ弟1作を製作・公開。以来、日本中の人々から愛され続け、平成8年 (1996) 正月作品まで実に48本を数えた。

 ほかにも代表作として 『家族』 『故郷』 『同胞』 を初め、第1回日本アカデミー賞監督賞他5部門受賞の 『幸福の黄色いハンカチ』 や 『遥かなる山の叫び声』 松竹・大船撮影所50周年記念映画 『キネマの天地』、そして 『ダウンタウンヒーローズ』 や第15回日本アカデミー賞作品賞他4部門受賞の 『息子』 などの名作があり、平成5年 (1993) には十数年間温め続けて来た 『学校』 を製作、日本中を感動の涙で包み込み、日本アカデミー賞最優秀作品賞他、数々の映画賞を受賞した。平成8年 (1996) に公開された 『学校U』 も各方面から話題をあつめ、大絶賛を浴びた。

 そして、主役の渥美清が亡くなり、27年間続いたお正月映画 『男はつらいよ』 シリーズはついに終焉を迎えたが、「お正月は自分の手で」 と西田敏行主演で 『虹をつかむ男』 (平成8年12月)、 『虹をつかむ男 南国奮斗篇』 (平成9年12月) を連続公開し、いずれも大反響を巻き起こした。 『学校V』 (平成10年10月) に続き、 『十五才−学校W−』 (平成12年11月) も大成功を収めた。藤沢周平原作の初の本格時代劇 (平成14年11月) 『たそがれ清兵衛』 は、映画各賞を独占し、米国アカデミー賞外国作品賞にノミネートされた。続く藤沢時代劇第二弾 『隠し剣 鬼の爪』 (平成16年10月30日) も「日本映画にまたひとつ名作が誕生」 と日本中の話題になった。

 また、芸術選奨文部大臣賞、毎日芸術賞、菊池寛賞、毎日映画コンクール監督賞、山路ふみ子映画賞、第4回日本映画復興賞など、数多くの賞を受賞してきた。 
 著書には、「映画館がはねて」 (中央公論社・中央文庫)、 「山田洋次作品集」 (新装版・立風書房)、「映画をつくる」 (大月書店・国民文庫刊)、 「寅さんの教育論」 「寅さんの人間論」 (岩波書店・岩波ブックレット)、 「寅さんの学校論」 (共著、岩波書店・岩波ブックレット)、「息子」 「家族」 「学校」 (岩波書店・同時代ライブラリー)、 「キネマの天地」 (新潮社・新潮文庫)、 「シナリオをつくる」 (山田洋次・浅間義隆、筑摩書房)、 「落語作品集 真二つ」 (新潮社・新潮文庫)、「寅さんの人生語録」 (山田洋次+浅間義隆・PHP出版) など多数ある。

    ★昭和57年 (1982) 都民文化栄誉章。    ★平成 8年 (1996) 紫綬褒章。
    ★平成14年 (2002) 勲四等旭日小綬章。  ★平成16年 (2004) 文化功労者。

 

 

記念講演 「藤沢周平を通して見る庄内山形」
日時 9月17日(土)午後2時15分
会場 鶴岡市文化会館
※ 一般公開 整理券が必要です。
 くわしくはガバナー事務所まで。

 

■ ガバナー事務所 
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