2020〜21年度 国際ロータリー 第2800地区ガバナー
齋藤 榮助 (米沢中央ロータリークラブ)
「4つのテスト」を実践し
ロータリーの価値をたかめよう!
私は"ロータリー"に入会して33年、仲間と共に奉仕活動に参加出来る喜びを得てきました。更に新しい会員を数多く迎い入れ、喜びや楽しみを共有したいと願っています。
私は、当然と思っていた欧米の精神文化の土台が損なわれていることへの危機感を強く感じています。何故ならその精神文化が揺らいだら、ロータリーの最も大事な世界の平和を希求する「ロータリーの精神」との隔たりがより大きくなるのではと思っているからです。
世界の悲劇の多くは戦争から発生していることは皆様ご存じのとおりです。
私は終戦の昭和20年に生まれ、戦後の復興期の物のない厳しい時代と共に育ってきましたが、その時分国民全ての大きな願いが再び戦争のない社会を目指すことでした。それには欧米のような「自由」や「平等」が必要であり「民主主義」や「法の支配」の精神を守ることでした。その目標であってロータリー発祥の地アメリカでは、倫理性に富み格調の高い過去の大統領のスピーチを聞くにつけても、民主的な国家として、かく有りたいものと強く憧れたものでした。が、近年では相手を罵りあって聞くに堪えない言葉が飛び交っています。欧米の、更には北や隣の大国含めた「自分ファースト」が蔓延し、世界の為政者の平和を希求する精神は、はるかに後退していると私は感じています。そんな現代ですが、私たち「ロータリアン」は乱れに流されずに、自分の足元を倫理性豊かに率先垂範して行動し、人類の普遍的な倫理がこれ以上毀損しないようにと本気で願っています。
「4つのテスト」の、「真実」「公平」「好意」「友情」「みんなの為」は、世界の共有する価値観で、平和を希求しえる最も基礎にあたる言葉です。そして大きな幸せをも与えてくれます。奉仕の行動は高い倫理性があってこそ輝きは大きくなります。この思想・理念は今ではどんな宝石よりも強く輝いています。したがって私の年度ではこれを第2800地区テーマとして掲げさせて戴きました。
(「中核的価値」も底の理念は全く同じと思い、皆様に馴染みある言葉を掲げさせて戴きました。)
プロフィール
《学歴》 |
1963年3月 山形県立米沢興譲館高校 卒業 1968年3月 明治大学 政治経済学部 卒業 |
《職歴》 |
1969年4月〜 (株)大丸石油店 入社 1987年3月〜 同上 代表取締役社長 就任 2014年7月〜 エムツーホールデングス(株)代表取締役会長 就任 1997年5月〜2013年6月 山形県石油商業・協同組合 副理事長 2003年6月〜2013年6月 山形県石油政治連盟 会長 2003年6月〜2015年5月 山形県危険物安全協会 副会長 |
《その他》 |
1993年10月〜1999年9月 米沢市教育委員会 教育委員長 1994年4月〜1999年9月 山形県市町村教育委員長会 副会長 2000年6月〜 (一般社団)山形県自家用自動車協会 理事 2001年4月〜2006年3月 山形県立米沢興譲館高校 教育振興会 会長 2002年5月〜 (公益財団)近野教育財団 理事 2005年5月〜 (社会福祉)米沢弘和会 理事 2008年5月〜2014年5月 (協同組合)米沢市商店街連盟 理事長 2009年5月〜 (公益財団)米沢上杉文化振興財団 副理事長 2010年7月〜2011年5月 米沢市中心市街地活性化基本計画策定委員会 委員長 2011年5月〜 (公益財団)自頼奨学財団評議員・奨学生選考委員長 2015年11月 米沢市功労者表彰 |
《ロータリー歴》 |
1987年6月〜 米沢中央ロータリークラブ入会 |